2021年4月16日: アナホリフクロウ

eBird に Quincy でアナホリフクロウ(Burrowing Owl)の目撃情報があがっていたので、昨シーズンより2週間ほど早く行ってきた。(昨シーズンのアナホリフクロウ探しの記事を書いていないことに気付く。)

早朝(7時前)に自宅を出て、スポットに到着したのがちょど9時半頃か。昨シーズンに目撃したスポットを確認すると、同じところに1羽確認。eBird にレポートされていたとおり、左目に怪我を負っていた(おそらく失明か)。土管の入口近くを動く気配もなく、写真を撮ったりして5分ほどしてからそのスポットを離れた。

次の目的地は、州道17号線沿いのスポットだが、今シーズンはまだ目撃情報があがっていなかったので、見つけられたらラッキーというくらいの気持ちで向かった。17号線を北から南下し、Hatchery Rd NE に入り Rocky Ford Creek で休憩(愛犬に給餌)。この間、アナホリフクロウの姿は確認できず。Rocky Ford Creek でアメリカシロペリカン(American White Pelican)を複数羽(30羽以上), フタオビチドリ(Killdeer), チャイロツキヒメハエトリ(Say’s Phoebe), ニシマキバドリ(Western Meadowlark), ほか幾種類かの水鳥を確認。
40分ほどしてから、再度17号線に戻り、アナホリフクロウがいないかどうか確認しながらゆっくりと南下した。

途中、幸運にも道路脇の地面に1羽いるのが見え、Uターンして車を停車。戻ったときにはそのアナホリフクロウは少し奥の方へ移動していたので最初に目撃した(おそらく巣穴であろう)スポットを再び特定するまで少し時間がかかってしまった。そのスポット周りには目印にできるような特徴もなく(巣穴はかなり見つけにくい)、少しでも停車位置がずれると、アナホリフクロウの姿がない限り、再度特定するのが難しい。
巣穴であろう場所を特定しようと辺りをゆっくりと車で移動している間、アナホリフクロウが岩の上に戻ってきてくれて、ようやく特定することができた。今後のためにと、ナビゲーションに位置を登録し、車の停車位置近くに自分にしか分からないように目印を付けた。

一昨年と昨シーズンに目撃したスポットよりも少し南下した(これまでほとんど目撃されなかった)地点で、おそらく普通に走っていたら見過ごしてしまうようなスポットだった。昨シーズンに見つけた巣穴よりも大分離れており、新しい巣穴と思われる(昨シーズンに見つけた巣穴近くではアナホリフクロウの姿を見つけることはできなかった)。
結局、そのスポット辺りには20分ほどいたが、その間に2羽の姿を確認できた。しかしながら、停車できるスポットからは少し距離もあり、かつ熱の歪みで思うような写真は撮れず。写真を撮るには気温が高くない早朝か夕方の方がよいかも知れない。

途中、再度 Quincy に立ち寄り、ブルーバード目的に Umptanum RD を目指した。
2時40分過ぎに Umptanum RD に乗り、途中、ムジルリツグミ(Mountain Bluebird)を何羽か確認できたが、ほとんどが電線上。これも、日中よりも早朝か夕方の方がよいかも知れない。愛犬と一緒だったので今回はトレイルには降りずに帰路へ。

次回は、再来週(ゴールデンウィーク中)あたりか。

2021年2月19 – 20日: オカノガン ハイランド – ウィーターヴィル プラトー

2月19日  (金)、今回は 7時くらいと少し遅めに出発。
先週はカリフォルニアスズメフクロウをそこそこ満足に撮ることができたので、今回のターゲットはシロフクロウにし、最初はウォーターヴィル プラトーを目指した。
—–
途中、Soap Lake city に入ったとき、30マイル制限道路を僅かにオーバーしていたため、パトカーに停止させられたが、チケットを切られることなく警告だけで済んだ。
—–
昨シーズンにシロフクロウを目撃したエリアに入ったのは 既に正午を過ぎていたが、とにかく霧が深く、とてもじゃないがシロフクロウを探せるような状況ではなかったため、途中で Bridgeport 州立公園に立ち寄り、オカノガン ハイランドへ向かった。

オカノガン ハイランド Sno-Park に着いたのは既に 14:50 頃で、パーク入り口から 100m くらいのところで東側の木にカリフォルニアスズメフクロウが留まっているのが見えた。しかしながら、遠すぎて写真には撮らず。Sno-Park の駐車場まで行き、いつもと同じルートを走る。途中、先週カリフォルニアスズメフクロウを見つけた辺りで、知り合いのフォトグラファーとすれ違い、挨拶程度の言葉を交わし別れた。種類によってはスポットが限られるので、こういうことも珍しくはない。
ルートを一回りし、Sno-Park で日が暮れるまで粘ったが、この日見たのは最初に見たカリフォルニアスズメフクロウくらいだった。

オマックまで戻り、いつものインに宿泊。

2月20日 (土)、7時半くらいにチェックアウトし、Sno-Park を目指す。前日とは打って変わって快晴(ただし、気温はマイナス)。Sno-Park の駐車場に着くと、既に車が 4, 5 台ほど駐まっており、前日にすれ違った知人(とその同乗者)がいた。窓越しにちょっと話しをし、(カラフトフクロウ – Great Grey Owl を探しに行くと言うので)途中まで着いていくことにした。知人の車と彼の知り合いの別の車の後ろに着いて行った。
—–
カラフトフクロウが出るかも知れないスポットと言っていたので知らないところかと思いきや、結局、オカノガンハイランドを訪れる度に走り回っているよく知られている道で、カラフトフクロウの影すら見ることはなかった。
—–
途中、カリフォルニアスズメフクロウを見つけたので、車を停めて、彼らに知らせた。結局、彼らはそのスポット辺りでカリフォルニアスズメフクロウを目的に動く様子もなかったので、既に 11時を過ぎおり知人に声がけしその場を離脱して、ウォーターヴィル プラトーを目指した。

途中でサンドイッチを買い運転しながらランチを済ませ、ウォーターヴィル プラトーに入ったのは 2時半頃か。eBird のレポートを頼りに、チェックする箇所をいくつかあらかじめ決めていたが、運良く最初のスポットで遠くに1羽いるのが見えた。距離にして、400メートルくらいとかなり遠く、撮った写真は証拠程度(Nikon P950 使用)
その個体は動く様子もなく、日暮れ近くになるまで別のスポットを回ったが、ほかの個体は見つけられなかった(eBird では、日によって 2~6 と複数羽レポートされるいる)。
—–
ウォーターヴィル プラトー エリアには、ハマヒバリ(Horned Lark)の群れをあちこちで見ることができた。数が多くて数えてはいないが、トータルで軽く 1000羽は超えていたと思う。ハマヒバリの群れに交じってユキホオジロ(Snow Bunting)の姿もちらほら。
—–
4時半くらいにシロフクロウのスポットまで戻ると、車が 2台停まっていて、1台のバーダーがちょうどその場から去るところだった(もう 1台は自分よりも離れたとことから観察している様子)。そのバーダーに何羽確認したか訊いたところ、今日はそこの 1羽だけとのこと。どうしようか迷いながら車の中からしばらく様子を見ていたら、遠くにいたシロフクロウの飛ぶ姿が見え、雪原の上に留まった。30分くらい経った頃か、遠くから観察していた車が動き出し、自分の車の横を通り過ぎて見えなくなった。

車を少し移動させて、シロフクロウの様子を見ていると、ちょうどフンをし、飛びたった。岩が並ぶ(比較的、道路から近い)スポットに移動したかと思い、自分も慌てて移動。よく見ると、道路から20~30メートルくらいのところに見え、撮影しようと車から降りて構えようとしたところ再び飛びたった。ちょうど、車の前を横切る形で飛ぶ姿が見え、慌ててシャッターを切った。シロフクロウは岩場に着地することなく、道路を挟んで 300メートル以上のところに着地し、またもや動く様子がない。先ほど、去ったと思っていた車は道路の先に停まっていて、こちらに向かってきたので、窓越しにシロフクロウが着地した場所を教え、日も沈み始めたのでその場を去った。
—–
シャッターを切ったときは、ちゃんと撮れているとは思わなかったが、帰宅して確認してみたら思っていた以上にちゃんと撮れていた(やはり咄嗟で頼りになるのは Z6)。
これまで日が暮れるまで粘ったことはなかったように思うが、晴れた日の夕方がもっとも狙い目なのかも知れない。

カリフォルニアスズメフクロウ
カリフォルニアスズメフクロウ
シロフクロウ
シロフクロウ
シロフクロウ
シロフクロウ
シロフクロウ

2021年2月12 – 13日: オカノガン ハイランド

2月12日  (金)、早朝 5時少し前に自宅を発ち、オカノガン ハイランド エリアを目指す。
今回は、ハイランド エリアまで直行し、Sno-Park に着いたのは 10時半くらいだったか。前回まわった道をひととおり巡っていくつかのスポットをチェックしたが、気温が低すぎる(外気温は -1°F ~ 8°F / -18°C ~ -13°C)せいか、確認できたのはギンザンマシコ(Pine Grosbeak)が 7羽、ハイガシラハギマシコ(Gray-Crowned Rosy Finch)の群れ(150羽+)くらい。これまで通ったことのない道を走り終え、時計を見ると 2時少し過ぎでシロフクロウのスポットまで行こうかどうしようか迷ったが、日暮れまでの時間を考えてハイランドをもう一度まわることにした。

メアリー・アン・クリーク・ロードをゆっくり走っていると(前回、ベニヒワがいた辺りのところ)カメラを構えた女性が電線に留まっているカリフォルニアスズメフクロウを撮っているのが見え、彼女の車の後ろに自分の車を停めた。挨拶程度の言葉を交わし、上を見上げる形で写真を撮ったが、証拠写真程度。先に居た彼女が車で去ったあと、電線とほぼ同じ高さの狭い道が並行して走っていることに気付き、ものは試しとその道路に移動した。結果、電線を少し見下ろすような形となるがほぼ目線の高さで撮ることができた。時間的には 4時少し前だったが辛うじて光もあり、距離はあったがこれまでで最も撮りやすかった。
—–
Lumix G9 + PL 100-400, Z6 + 500 PF, D500 + 200-500 の組み合わせで撮ったが、明るさが足りなかったせいか Z6 / D500 で撮った写真が比較的まともだった。
—–
もう、4時半もまわっていたので、別個体のカリフォルニアスズメフクロウ目当てに Sno-Park まで戻った。Sno-Park には (フクロウ目的と思われるバーダーの)車が 2台、狭い道に停まっていた。昨シーズンにカリフォルニアスズメフクロウを見たところに近い駐車スポットに車を停めると、少し前にカリフォルニアスズメフクロウのスポットで会った女性が隣に車を停めた。少し話しをし、彼女もシアトル方面から探鳥目的で前日に来たとのこと。また、あのあと別個体のカリフォルニアスズメフクロウを見つけたらしい。
夕暮れまで粘ったが、結局、Sno-Park では何も見ることはなかった。
その日も、前回同様、オマックの Inn に宿泊。

2月13日(土)、起きたとき雪がパラついていたが、早速ハイランドに向かった。前日とほぼ同じルートを回ったが、マツノキヒワ(Pine Siskin)、オオモズ(Northern Shrike)、マミジロコガラ(Mountain Chikadee)と、最後に前日にカリフォルニアスズメフクロウを撮ったスポットから半マイルくらい離れたところで別個体のカリフォルニアスズメフクロウが木に留まっているのを見た(残念ながら写真には撮れず)。
ちょうど正午近かったので、ハイランドを離れ(途中、ヨーロッパヤマウズラ (Grey Partridge) を撮る)、ブリッジポート州立公園に向かった。
ブリッジポート州立公園では、眠っているアメリカキンメフクロウが 1羽だけ確認し、アメリカワシミミズクと思われる鳴き声を聴いたが見つけられなかった。途中、シロフクロウを探そうとアトキンズ湖に立ち寄ったが、降雪のせいで道路もほぼ見えない状態となってきたので、そのまま帰路に就いた。
途中、I-90 は積雪と事故せいで途中通行止めやら渋滞やらで結局通常よりも 2時間近く余計にかかってしまった。
—–
Northen Pygmy-Owl
Northen Pygmy-Owl

2020年2月5-6日 : オカノガン ハイランド

2月5日 (金)、早朝 5時少し前に自宅を発ち、オカノガン エリアを目指す。
途中、ブリッジポート、ウォータービルに立ち寄ったが、フクロウは見られず。
そのあと、アトキンズ湖近くを(昨シーズンにシロフクロウを見たスポットを)経由し、オカノガン ハイランドを目指した。

途中、オマックで昼食を摂り、オカノガン ハイランド(Sno-Park)に着いたのは 2時くらいだったか。天気は、快晴。
—–
Sno-Park 辺りまでは道路にはそれほど積雪はなかったがそれ以上は冬用タイア要で、早めに替えておいて本当によかったと思う。また、スマホのインターネットも通じないため、ポータブル カーナビも必須。これも、積んでてよかったと思う。
—–

昨シーズンに車で走り回って得た土地勘とカーナビを頼りに、あちこち走り回ったが、思った以上に静かだった。
目的は、ノースウエストでは見ることができない野鳥すべてだったが、初日の収穫はケアシノスリ(Rough-legged Hawk)の Light Morph(最初、羽根の色からソウゲンハヤブサだと思い込んでいた)、ハイイロホシガラス(Clark’s Nutcracker)、 カリフォルニアスズメフクロウ(Northern Pygmy-Owl)くらいか。ウォータービル近辺でソウゲンハヤブサを見つけたが、使い慣れていないカメラでちゃんと撮れなかった。ハイイロホシガラスは最初カナダカケスかと思ったがあとで写真からハイイロホシガラスであることを知った。カリフォルニアスズメフクロウは、陽の下で見つけたかったがなかなか見つからず日が暮れてから宿探しに町までに行く途中で電線に留まっているのを見つけ、辛うじて撮ることができた。
その日の夜は、結局オマックでいつも泊まっていた Inn にチェックイン。

2月6日(土)、Inn の部屋が何かのノイズがうるさくてあまり熟睡できず、日の出少し前にオカノガン ハイランドに向かった。Sno-Park に立ち寄って何となく決めていたルートを走っていると、前日の夕方に Sno-Park で見かけた車が先行しており、結果的に後ろをついていくような形となった。途中、ユキホオジロ(Snow Bunting)の群れ、ベニヒワ(Common Redpoll)、 カンムリウズラ(California quail)を観ることができた。実は、ベニヒワを観ることができたのは先の先行車のバーダー(eBird でよくレポートを投稿している人で名前だけは知っていた)のお陰だった。その場で、別の有名なバーダーともすれ違った。この日は、結局カリフォルニアスズメフクロウを観ることができず、(途中、ブリッジポートとウォータービルに寄りたかったので)途中、ユキホオジロの群れのスポットに再度立ち寄り、ブリッジポートに向かった。
ブリッジポートで再度アメリカキンメフクロウのスポットを見てみると、昨シーズンと同じスポットに 1羽いた。ほかの木もザッと見回したが、結局その日に見たのは先の 1羽だけ。あとでレポートを見ると、カリフォルニアスズメフクロウが 4羽とアメリカワシミミズクが 1羽が報告されていたので、やはりまだまだスキル不足のよう。
トラフズク目的でウォータービルにも立ち寄ったが、残念ながら見つからず。

4時過ぎに帰路に着いた。

—–
やはり広範囲を周りきるには 2日では足りない。次回は、もう少し腰を据えて探鳥できるように範囲を絞ってみようと思う。

ケアシノスリ
ハイイロホシガラス
カリフォルニアスズメフクロウ
ユキホオジロ
アメリカキンメフクロウ

2020年12月: シルスイキツツキ(Yellow-bellied Sapsucker)- Fall City/Everett

12月3日、Tweeters にシルスイキツツキ(Yellow-bellied Sapsucker)の目撃情報がレポートされた。場所は、自宅から車で 25分ほどのところ(Fall City)で、10分くらい迷いながらも行ってみることにした。現地に着いたのは 12時半くらいだったかと思う。着いたときにちょうど Tweeters にレポートを送った 10代のバーダー 2人がちょうど去ろうとしていたところで、シルスイキツツキのいるスポットだけ教えてもらった。写真を撮ろうと車までカメラを取りに行き、そのスポットに戻ったときにそのシルスイキツツキはちょうど大きな木に飛んでいったところだった。辛うじて数回ほどシャッターを切ったが、そのあと見失った。いったん車のところまで戻ったとき、別のバーダーたち(うち1人は知り合い)が到着し、しばらく探し回り、ようやく見つけたが再び遠くに木に移動したのでとりあえずその日は退散した(知り合いのバーダーによると、その後、スポットできたのは約2時間半後だったらしい)。
翌日、再度そのスポットへ。既に3〜4人のバーダーが居たが、まだ目視されていない様子。1時間ほど経った頃か、前日に目撃されたスポットではなく、別のスポット(近くの家の庭木)でスポットされた。私有地なので公道から観察するも、距離があるためニコン P950 で辛うじて撮影。その後、3日連続でそのスポットで確認(12月17日時点では既に見当たらず)。

ほぼ同時期(自分で調べた限りでは 12月4日)に Everett でシルスイキツツキが確認され eBird にレポートされた。同スポットにて確認レポートが連日あったが、同スポットまでは自宅から車で 35分ほどかかるので、思い切って 10日の早朝(と言っても 9時くらい)に行ってみた。路肩に車を駐め、報告されていた木に向かうと探す間もなくシルスイキツツキの姿が目の前に飛び込んできた。Fall City では探すまでかなり苦労したのに、そのスポットでは手間も時間もまったくかからなかった。翌日、Skagit エリアに向かう途中、再度立ち寄ったところ、同じ木で確認できた。

2020年11月: シロフクロウ(Snowy Owl)- シアトル・クィーン アン

11月上旬(Tweeters で確認する限りでは 6日)にシロフクロウがシアトルで目撃され、14日以降はクィーン アンの住宅街で連日確認されている。密集した住宅街で野鳥観察・撮影するのは基本的に避けていたが、予定より数日早くロードトリップから戻って来たので時間が出来たため、eBird のレポートを基に 11月25日の午後に思い切って観に行った。
場所はクィーン アンという住宅街(自宅から車で 25分ほど)のところで、懸念していた駐車スポットにもさほど困ることなく、また通りには双眼鏡やカメラを構えた人たちが多く居たので探し回る必要もなかった。ただし、この時期のシアトルは曇り空が多く、写真はいまいち(11月28日現在、天気予報を見ながら少しは陽が差す時間を見計らって二度ほど行ったがどれも似たような画ばかりだ)。

なお、ローカル ニュースでも報じられた。
‘It’s beautiful’: Rare snowy owl spotted in Seattle’s Queen Anne neighborhood | king5.com
https://www.king5.com/article/tech/science/environment/snowy-owl-spotted-in-seattle-a-rare-sight/281-26dc5175-22ed-4281-9743-bd7044e2e49f

2020年11月21-22日: オオミチバシリ(ロードランナー)とカリフォルニアコンドル

テキサス(オースティン)からレドモンドの自宅までロードトリップする機会があった。探鳥目的ではなかったので小型ミラーレスカメラ(Nikon 1 V3 + 70-300mm) は持っていったが、双眼鏡は持っていかかった。途中、時間と場所を見計らって Bosque del Apache National Wildlife Refuge(ニューメキシコ)と Navajo Bridge(アリゾナ)に立ち寄った。

11月21日:Bosque del Apache National Wildlife Refuge

午後1時過ぎに着き、ビジターセンターの周りを歩き回り、ワシントン州でもよく観る種をいくつかと、ムネアカコウカンチョウ(Pyrrhuloxia)(写真は撮れず)やチャイロツキヒメハエトリ(Say’s phoebe)などに加え、オオミチバシリ(Greater Roadrunner)を観ることができた。
見つけた時点では初めて観る鳥で名前すら知らなかったが、後でオオミチバシリであり、アメリカではアニメのキャラクターにもなっていてよく知られた鳥であることを知った。ワシントン州などには生息しておらず、ネヴァダ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州などの砂漠地帯に生息するらしい。NHK の「ダーウィンが来た!」でも特集されたこともあるようだ。

Home – Bosque del Apache – U.S. Fish and Wildlife Service
https://www.fws.gov/refuge/bosque_del_apache/

オオミチバシリ – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%83%81%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%AA

【放送後追記】9月29日のダーウィンが来たは「爆走鳥!ロードランナー」でオオミチバシリ特集! | インコ生活〜飼い方・育て方の総合情報サイト

【放送後追記】9月29日のダーウィンが来たは「爆走鳥!ロードランナー」でオオミチバシリ特集!

11月22日:Navajo Bridge

グランドキャニオンに行った帰りに通った眺望のよい橋でちょっと立ち寄った。渓谷にかかる車道用と歩行者用の2つの橋がかかっており、歩道用の橋を歩いていたところ車道用の橋脚に何やら大きな鳥が留まっているのが見えた。車からカメラを取りだし、その鳥を撮っていると、車道用の橋の上にいたフォトグラファーがその鳥がカリフォルニアコンドル(California Condor)であり、崖の方に複数羽いることを教えてくれた。見た目はワシントン州でもたまに見るヒメコンドル(Turky Vurture)によく似ている。
後で調べてみると、このカリフォルニアコンドルは絶命危惧種であり、かなり限られたところでしか観ることができないことを知った。

California Condor – Grand Canyon National Park (U.S. National Park Service)
https://www.nps.gov/grca/learn/nature/california-condor.htm

Condors – Glen Canyon National Recreation Area (U.S. National Park Service)
https://www.nps.gov/glca/learn/nature/condors.htm

Navajo Bridge: A Spot to see California Condors – Utah’s Adventure Family
https://utahsadventurefamily.com/navajo-bridge-california-condors/

2020年2月21 – 22日: フクロウ探し(オカノガン – オカノガン ハイランド)

2月21日(金)から1泊でオカノガン郡へフクロウ探しに出かけた。シロフクロウ撮影にオカノガン郡に出かけるまでは、いつか行ってみたいとは思っていたが、それなりの距離があるためなかなか思い切ることができなかった。
今回は、前回(2/7-8)での教訓を活かし、あらかじめ場所を決め、ピンポイントでオカノガンハイランド(スノーパーク)に絞った。目当ては、カリフォルニアスズメフクロウ(Northern Pygmy Owl)(と、あわよくばカラフトフクロウ(Great grey owl))。朝5時くらいに家を出て、途中休憩や食事を挟みながら(シロフクロウとトラフズクのスポットと、ブリッジポート州立公園に立ち寄り)同エリアに着いたのが、1時半くらいだったか。同スポット近辺では、カリフォルニアスズメフクロウの目撃情報がいくつか出ていたが、広大なエリアでまったく見当もつかず、駐車場に車を駐め、1時間ほど歩いた(翌日に気が付いたのだが、クロスカントリー用に整備された雪道は歩行進入禁止だった)。同エリアはまだ雪が残っており、ゴジュウカラ類の鳴き声がいくつか聞こえる程度でほかに目につく野鳥はまったくなし。駐車場へ戻り、いくつかの山道を運転しながら探すことにした。2時間以上は運転していただろうか、記憶を辿りながらスノーパークにいったん戻ろうと思ったが、道に迷っていることに気付く。山中のほとんどは携帯の電波がなく、紙版の地図を頼りにようやくホテルに行く道に出ることができた(いつも思うのだがやっぱり GPS は必要)。ホテルまでは1時間ほど、スノーパークはその途中で30分ほど。日暮れまで30分。どうしようかかなり迷ったが、特に急いでホテルに行く必要もなかったのでスノーパークへ向かった。入口を抜けた頃、ちょうど陽が落ちていたが、道路脇の一本の木の上に何かが留まっているのが分かった。スズメか何かだろうと思って双眼鏡を覗くと、何とカリフォルニアスズメフクロウだった。慌ててカメラと三脚を取りだし、何枚か連写。かなり暗く、意外に距離もある。飛ぶ様子もなく、カメラと三脚をしまって、車をUターンさせるためメインの駐車場近くまで進め、戻ったところ既にカリフォルニアスズメフクロウの姿はなかった。辛うじて、今回の目的を達成。(あと 15分ほど早くついていたらとちょっと悔やむ)
2月22日(土)
日の出の時間に合わせ早めにホテルをチェックアウト。前日にカリフォルニアスズメフクロウを目撃した場所へ行ったが、カリフォルニアスズメフクロウどころかほかの野鳥の姿すらなかった。しばらくすると、スノーパークのメインの駐車場からキャンピングカーの乗った年輩の夫婦に声を掛けられた(前日にスノーパークとオカノガンハイランドの山道で何度かすれ違っていた)。彼らはこの時期になると毎年フクロウを探しに来るらしい。
結局、このスポットでは再び目撃することができず、昼までオカノガンハイランドの山道を探鳥。結局、フクロウ類は確認できず、途中で昼食を取り、(アメリカワシミミズクとアメリカキンメフクロウが目撃された)ブリッジポート州立公園へ向かった。同州立公園では1時間ほどアメリカワシミミズクとアメリカキンメフクロウを探し、今回はいずれのフクロウも見つけ出すことができた。アメリカワシミミズクが居る場所は前日に見つけていたので(しかしながら、顔を出していなかった)、何とかその姿を確認できた。一方、アメリカキンメフクロウはなかなか見つけ出すことができず、過去のレポートの詳細を思い出しながらその中からヒントを探し出し、目星を付けようやく見つけるとこができた(この達成感がたまらない)。次に行く(トラフズクの)スポットに再度行こうと決めていたので、何枚か写真を撮って同公園を後にした。
約40分後、トラフズクのスポットへ着き、30分以上探し回ったがその姿を確認することはできなかった。1週間前には5羽確認されていたので、少しタイミングが遅かったようだ(あとでレポートを見るとその日は1羽確認されていたので、見過ごしてしまったかも知れない)。トラフズクは、もう少し寒い時期の方がよかったのかも知れない。
トラフズクのスポットをあとにし、シロフクロウのスポットへ移動。前日の朝に確認したスポットに1羽いることを確認したが、ほかの居そうなところには姿もなく、少し早めに帰路に就いた。

2020年2月: シロフクロウ(Coulee City)

1月下旬、The tweeters でオカノガンエリアでのフィールドトリップレポートを見て、ウォータービルプラトーエリアでシロフクロウの目撃情報を知った。
ebird をチェックしてみると割とコンスタントに目撃報告があることを知り、2月7日から1泊2日でシロフクロウ目的に東へ。

2月7日(金)
8時頃に出発し、目撃エリア(アトキンズ湖)近くについたのは 11時少し過ぎくらいだったか。曇り空で積雪もなし。 アトキンズ湖近くの舗装されていない道路を車でゆっくり走りながら居そうな箇所を見渡すもその姿は見られず。どうしたものかと、湖脇のエリアに車を駐めて湖を双眼鏡で見渡すと遠くにシロフクロウを発見。しかも3羽。しかしながら、写真撮影するには遠すぎるため、薄く氷の張った湖の歩けるところまで行き三脚を立てて撮影。
しばらくすると、ほかのバーダー2名が自分が駐めた車の近くからスコープで探鳥していた。何枚か写真を撮ったあと車に戻り、そのバーダーたちとちょっと立ち話(聞けば、同じくシアトル方面から来たとのこと)。

霧が立ちこめ始めたので、湖の反対側に移動し、再度撮影開始。最初に撮ったところよりも若干距離が近かったがそれでも何とか見られる程度の品質。
小雨がぱらつき始めたので撤退し、1泊することにし、ホテルを予約(取ったホテルはオマック(オカノガンの少し北)と思っていた以上に遠かった)。

2月8日(土)
朝7時過ぎに起き、あてもないまま何となく北へ行ったが、結局1ヶ所に留まって探鳥することもなく(下調べ不足)、昼少し過ぎに前日のシロフクロウのスポットへ戻った。最初に湖をチェックして湖上の遠くに1羽いることを確認。周りにいないかと車を移動させると、近くの路上に車が5, 6台駐められカメラを構えた人たちが10人ほど並んでいた。その先を見ると、私有地にシロフクロウが1羽いた。三脚を立てて撮影。20分ほどするとその個体は飛びたった。辛うじて飛んでる姿を捉えたが十分に準備していなかったため、大したものは撮れなかった。
ほかのフォトグラファーたちはそのまま去っていったが、自分は再び湖脇に戻った。双眼鏡で湖全体を見渡すと湖の反対側の岩の上にシロフクロウらしき白いものが辛うじて見え、反対側に車で移動。何と道路脇の岩の上に(さっき飛びたった個体)1羽留まっていた。
道路脇に車を駐め、距離を置きながら、撮影。1時間以上経ったあとか、その個体は湖方面に飛び去った(ちょっと近づきすぎたか?)。

オカノガンエリアは、3,4泊でスポットを決め、時間をかけて探鳥すればきっとおもしろいかも知れない。
また、(デジスコでもよいのだが、ハンディさを考えると)コンデジでも超望遠カメラが1台あった方がよい(帰宅後、考えに考え、Nikon P950 を注文)

2月14日(金)
シロフクロウ目的に日帰りで。11時少し過ぎにスポットに着き、居そうなところを車で探し、3羽確認。しかしながら、いずれも遠くにおり撮影には不向き。しかも、風が強い。数枚だけ証拠程度の写真を撮り、ブリッジポート州立公園までドライブ。アメリカワシミミズクやアメリカキンメフクロウを探すつもりだったが、現地へ行ってみるとバーダーの小集団がうろついていたので(探すのに集中できないため)やめた。
夕方4時頃に、シロフクロウのスポットに戻り、日暮れまで張りつく。風が止まないため、撮影は車の中から。ほかにもう一台、車から撮影している人がいたので、邪魔にならないようにシロフクロウのいるところを移動しながら撮影。結局、日が暮れたあともシロフクロウはスポットから動かず、撤退。

2月21日(金)- 2月22日(土)
ほかのフクロウ目的でオカノガンハイランドへ行く途中と、帰りにスポットに立ち寄ったが、遠くに1羽だけ確認。初日に湖で確認したときと同じくらいに撮影には向かない距離。とりあえず、P950 で試し撮り。両日ともに 5分も留まらず、撤退。
多分、シロフクロウはこの日が今季最後か。

 

本ブログは更新停止しました <= 撤回

2020年 1月 24日 現在、本ブログの更新を停止することにしました。
現在のところ探鳥・鳥撮り記録は Facebook への投稿のみながら、今後は Marymoor Park での探鳥・鳥撮りをメインにしたブログを計画中。
更新の停止を撤回し、Marymoor Park 以外での記録は、(Facebook では詳細な記録を残さないため)このブログの容量に達するまで記録を継続し、Marymoor Park は専用ブログを立ち上げました。また、これまでは匿名でしたが、本名で記録します。
以下は、2019年 5月から 2020年 1月までの主な記録。
2019年 5月 24日、ニシアメリカオオコノハズク 1羽が巣箱から飛びたつ瞬間を見届け、何となく燃え尽きた感。下の写真は、巣立つ前日とその翌日に巣から出た直後に撮影。

20190523-Marymoor-NIKON D750- 9415-Edit20190524-Marymoor-NIKON D750- 9441

その後、マリモア公園は犬の散歩ついでを含め、大雨の日でなければほぼ日で探鳥は続けている。以下は、主なピックアップ。
9月 19日 アメリカヨタカ(Common Nighthawk)マリモアバーダーのレポートを受け、初確認。
20190919-Marymoor-NIKON D500- 3983
10月 2日 ネコマネドリ(Gray Catbird)初確認。愛犬と散歩中、猫のような鳴き声が聞こえ、その先でその姿を見つけて慌てて撮影。この公園ではかなり珍しいらしい。

20191002-Marymoor-NIKON D500- 437520191002-Marymoor-NIKON D500- 4381

11月 初旬 日本一時帰国時にカワセミ撮影を試みるも空振り。
11月 下旬より、コミミズク目的でサミッシュ エリアを定期訪問。昨年までホットスポットだったスタンウッドエリアは環境修復作業ですっかり様変わりしコミミズクが生息できる環境はなくなってしまった。
12月〜 2020年 1月現在 ほぼ毎日曇りか雨の日が続き、鳥撮り頻度は昨シーズンよりも激減。
20191130-Samish-NIKON Z 6- 0612
↑ 少しクロップしてあるが、こんな感じの距離感の写真がほとんど。
20191130-Samish-NIKON Z 6- 1107
日本での探鳥に思いを馳せながら、マリモア公園での早朝探鳥を再開。1月 22日現在、メンフクロウ、コミミズク、そして別のフクロウ(暗くて識別できなかったが、おそらくアメリカワシミミズクかトラフズクではないかと)を確認。